おいしいトマトは
いかが〜


 目次(クリックしてね)
殿下のトマト行脚




 
殿下のトマト育成日記
   ベッドへ仮移植
   ベッドへ定植
   すわ 大事件か
   またまた失敗 顛末記
殿下のトマトプラント紹介(予定)
トマト談議
   トマトの気候と作型  
  培養液        予定

殿下のトマト行脚

一株に1万2千個も実る驚異のトマト     


ハイポニカトマト

 このトマト:たった一粒の種が
 数ヶ月で成熟、
枝は十平米四方
 にも広がり、次から次へとトマトは
 実り、その数は想像を超える。
  しかも、この状態で樹は何年も
 生育を続けるという。


 まさに常識をはるかに超えたこの
 驚異
のビックリトマトは、
 '85年筑波科学万博で展示されて
 から、マスコミで紹介され一躍
 茶の間の話題になりました。
 みなさまもご記憶のことと思います。

 青々と繁ったトマトの樹に黄色の花が咲き乱れ、真っ赤に熟れたトマトが鈴なりに実る
 その彩りはあたかも太陽の恵みを称えているかのようです。
 
に浸された根は白くき、生命の躍動を感じさせます
こんなイメージに魅せられて十数年、殿下のゆめはいよいよ広がる一方です。

現実は厳しい!
 早速夢を手に入れようと心、急がされる思いでしたが、現実はそうは問屋が卸しません。
 殿下の小さな庭には、「ジャックと豆のき」を取り込むだけの大きな空間はとても
 ありません。
 幸い、日当りだけは恵まれていましたので、思い切って大枚50万両を投じて小さな
 ちいさなガラスハウスを求めました。たった一つの贅沢でした。
 ここに至って、殿下の、土を使わず、水と養液で栽培するトマト水耕栽培が始まった
 のです。
  
 以来、今日までよくもこりずに続けてきましたが、ほんとうのところは失敗の連続です。
 嫌気をさすことたびたびでした。
 養液や水温の管理、葉かびなどの病葉、ダニやオンシツコナジラミ、尻グサレに裂果や
 乱形等々、原因も対策も分からないことがあまりにも多くありすぎます。
 そもそも、家庭での水耕栽培自体、土づくりの野菜栽培のようにポピュラーではありません。
 専門書を読んだり、水耕農園をいくつか見学しましたが、専業栽培と家庭栽培とは規模が
 全く違い暗やみがはれることはありませんでした。
 相談する人もなく、人知れず悩んできました。

 それでもよいこともたくさんあります。
 ミニトマトの一房はぶどうのようにたくさんの実をつけます。若い娘にあげると、みんな
 「かわゆ〜い」といって喜んでくれます。
 でっかいお化けトマトをかざって人面もできます。大きいほどおいしいのです。

挑戦しま〜す〜おいしいトマト
 ホームページ公開にあたり、ネジを締めなおし、初心に返って再びおいしいトマトに挑戦
 します。

 みなさ〜ん〜・・・応援してください。

よろしかったら、もぎたてのおいしいトマト、全国どこでもおとどけしま〜す。
 
小さい農園だから多分、一人1個づつかな?? 配送は当方のトマトメールパックで
 もちろん無料。
            予約はメールでどうぞ。


殿下のトマト育成日記

 初期の頃の克明な育成ノートがでてきました。
 記録は熱意です.反省と前進の材料だと思います。

’00・7月期   

7/1 播種 11月現在 収穫中 評価 猛暑と管理不行き届きなどで 30点

’00/10月期 
播種と発芽

 *育苗条件 10/30 播種 (例年10/20頃)  育苗床 室内(写真下 参照)

播種から約1ヶ月後

 
*発芽状態  11/7現在 発芽ほぼ100% 水温25℃に下げる。
          
トマトの発芽は温度さえキープできれば極めてよい、過去にも発芽で失敗することはなかった。
          あたりまえかも知れないが、芽はみんな太陽の方を向く、育苗床を反対にすると芽も同じように

         
 に向う

品種      必要数 播種(10/30) 発芽 11/4   11/7
サンロード         4         6               6           6 100%
雷電            3          7               1           7 100%
ミニキャロル     2          5                2           4    5 100%

 *薄めの液肥 11/14 二葉で4〜5cmに成長。異常なし。
         薄めの液肥を投入:肥料濃度計で0.4mms/cm(水の状態で0.2mms/cm)

ベッドへ仮移植                                                        '01.1.15
  
仮移植  12/10 育苗床から全18本の苗を、ベッド(畑)へ仮移植する

本葉3枚、全て順調に成育するも、
(40 *30 の苗床では手狭になってきた。
気温が下がってきたので暖房も必要。

写真はサンロード。









*移植条件

  仮移植のベッド(畑)は、A,B 2つのベッド(170 * 32 * D:10cm)のうちの一方のAを使用した。
  やや大きめの発砲スチロールを2枚を用意する。おのおの板に根を通す直径3cmの穴を 10個開ける

  移植は、育苗床から根ごと苗を抜き取り、ベッドにのせた発砲スチロールの穴に差し込む。

ベットへ移植                                                                       01.1.10
 定植   12/31 仮ベッドからA,B 2つのベッドへ定植する。
                                        
土農業でいえば、苗を畑に植え付ける段階である。
大晦日、トマトを眺めながら楽しいひとときを過ごす。
写真(サンロード 押し花風)のように見事に成長している
地上部が40cmに対して、根部が70cm、1.8倍もある

感想:よくできた人間は、根元がしっかりしているのだ!
     
うわ面だけではいけない
     
友よ 野菜に学べ!

























 
*定植条件
  
この段階から、溶液を蓄えた地下タンク(セキスイ 52 * 75 * D:50cm 200リットル)から、
  揚水器(日立ハンディモートル CP30F)を使い、液肥ベッドに循環
させる。
  水温は、地下タンクに設置したサーモスタット(日本水槽工業製電子式温度調節器)とヒーターで
  管理する。常水温20度。


横浜地区の気温
バラデータ)

12月 5 9 19 25 28 1 1 9 14 17 20 21 25 26 27 28 2月 1 3
MAX 18.1 16.1 19.8 12.5 8.9 . 10.2 9.4 5.8 8.5 5.2 9.1 3.9 7.1 4.4 9.1 . 5.5 10.2
MIN 3.6 4.2 7.3 3.6 2.4 . 6.4 2.1 -1.0 -0.9 1.0 0.1 1.6 2.7 0.1 1.0 . 3.3 -0.5
平均 5 4.3 4.2 2.5 2.6 . 2.7 2.1 1.6 1.6 1.6 1.6 1.5 1.5 1.4 1.4 . 1.4 1.5



すわ 大事件か                                                             '01. 1.20
  
12月31日、予定どおり8本の苗をAベッド・Bベッドへ定植した。
  一見、なにもかもうまくいったようにみえた。
  直後、根元に近い葉が若干しおれたように感じた。土農でも苗ポットから畑に定植したあとしばらくの間は、
  葉がだらりと水気の欠けた状態になることを覚えている。
  しかし、苗がが土になじんで、自力で養分を吸収し始めればすぐに元気になる。

 
 しかし、である。
  
トマト園のトマトは数日たっても「しおれ」はなおらない。
  成長点はしっかりしているが、下葉がどうもいけない。
  このままでは、枯れてしまうだろうか・・・・

  定植時の状況は、仮ベッドAから間引きしながらBベッドへ移しただけだ。
  水温や肥料濃度は変っていない。
  ただ、本番定植なので、地下タンクからポンプを使って液肥の循環を始めたタンだけが違う。

  分からない。こうなると、かかりつけのドクターがいないからお手上げだ。
  しばらく様子を見守るのみだ。

  その後、一週間位経って、トマトの根部を固定している発砲スチロール板を持ちあげてみたときの、
  トマト殿下の驚きようは!!
  
なんと、定植時の根は黒ずんでとろけるように水に浮いているだはないか。腐っているのだ。
  ああ、む慈悲な!
  ところがだ、これまたビックリ。
  
よくみると、新しい真っ白い、しっかりとした根が根元からが「発根」していたのだ。
  トマトの樹も元気を取り戻してきたようだ。

  
ここに至り、しおれの原因は「ストレス」と断定した。
  12月10日、育苗床からAベッドへ仮植えしてから12月末までの間、狭い地下空間で、16本の苗が
  ひしめき合って成長していた。
  根部は糸がからんだようにビッシリ詰まっていた。
  これを水中で指先でほぐしながら、一本いっぽん根のからみを分離する作業が加わったのだ。
  トマト諸君はこれに耐えられず「ストレス」におちいったと考えられる。
  ある時期以降、根は急速に成長する。根が絡まないよう事前に管理しなければならない。猛省。
  今は後遺症が残らないよう祈るだけだ。

  また、例の声が聞こえてくる。

  友よ、悩める羊どもよ。
  汝ら,くよくよするなかれ! トマトのもてる神秘的・驚異的なパワーを信じよ。
  必ず復活するだろう。

 またまた失敗 顛末記

こんな悲しいことはない。
10月末播種の秋き回りトマトはまたまた失敗に終わった。

花は4段でとめ、実を大きく育てるのが目標だったのに・・・・たった1段目で成長がストップしてしまった。
だめなときは全部がパーになるのが水耕のこわいところだ。

あんなに丹精に育てたのに、ああ、またしても弱き羊どもは見放されたのか。
悔しくて、ワープロする気もなく、顛末の記録もずるずる遅れてしまった。

しかしこのとき、天の声が聞こえてきた。
あきらめるな!再起をはかれ!挑戦せよ!天は応援するぞ!


§その後の記録
1月・・・・苗は初々しく、勢いよく、たくましく高さ1mほどまで成長した。
    
 
          庭の梅ノ木




2月・・・・最初は気ずかなっかたが、なんとなく成長点が黄変してきた。

     この間、旅行で3週間ほど不在、よく観察できなかった。

3月・・・・どうもいけないようだ。
     トップから次第に下部に向かって黄変が進み、成長がとまった。
     樹勢も弱くなった。(写真は3月22日)































4月・・・・1・2段目の収穫を確保したあと、断念、8本全ての樹を廃棄処分した。

§原因憶測
1.12月から始めた冬季夜間の暖房(灯油ストーブ)により、バラツキはあるがなんとか最低10℃はキープできた。
  そのときのガス障害はなかったか?

2.写真をみると成長点からトップの葉形はウイルスによる感染か?要素欠乏などによる生理障害か?
   
   使用済みの器具は、ケミクロンGで消毒しているが、ウイルスの残留があるかも知れない。
   冬期間でもあり特に病害虫の発生はみられなっか。
   トマトトーンは50倍液を花に噴霧したが、不用意に成長点にかけたことで成長点がやられるということはないか?
   
   液肥温度はサーモスタットの働きで安定20℃を確保できる。
   根部は白色をもって健全であった。

3.肥料は大塚化学薬品の大塚ハウス1号、2号を併用しているが、1回の使用量が少ないため開封後長期(3年間位)保存するために
  化学的変化生じて配合が乱れてしまうことはないか?
  また、微量要素の欠乏が考えられなくはないか?

§対策
  写真をたよりに専門家に原因を尋ねてみたい。

1.作型
  冬回り;11月播種は厳冬に成長時を迎えるので、夜温の安定確保が保てないから、播種を1月〜に変更したい。
  あわせて、秋回り;7月の播種は8月に変更する。

  1月時なら苗が小さいから電気ストーブで比較的こじんまりと温度のバラツキもなく育苗できそうである。
  また、苗床はプラスチック箱だから、場所的に収穫期の秋回りのベットとは切り離して平行して処理できそうだ。

  土耕の夏トマトは一般の農家もこの頃の播種が多いと思われる。
  ただし、6月一杯で収穫を終えるようにしないと小さな温室では酷暑と湿気で病害虫の発生をまぬがれないだろう。

2.肥料
 長い間、大塚ハウス肥料1号、2号を使用していたが、これをスミライム(住友化学工業)に変えてみたい。
 ただし、スミライムだけでは成分が不足するのでその分自己調整による追加配合が必要となる。

   
水耕用培養液の処方 参照(未)



真っ赤なトマトが実りました




目盛りは700グラムを指しています













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