下の図に家計簿データの入力伝票を構成する関連オブジェクトを示します。 図左;家計簿入力伝票の系図 ● 入力伝票フォーム(指差しポインター)は、モニタ上では「1つの画面」にみえますが、実体は「フォーム/サブフォーム」という2つのオブジェクトから合成されています。 これらは、親子関係(1:nのリレーション)にあり、共有にキー;「伝票番号」で連結されています。 * メインの親フォーム;F_家計メイン・・・・伝票番号・年月日について「1件」 * サブの子フォーム;F_家計明細・・・・特定の伝票番号について、「複数件」の費目、収支金額、摘要データの明細行 ● 2つのフォームオブジェクトは、それぞれ独立したテーブル、クエリをレコードソースを持ちます。 フォーム作成の最後で、子;F_家計明細を親;F_家計メインの「入れ子」として挿入します。 挿入の操作の実際は、次章「入力伝票1」で扱います。 図右;マスタファイルとの関連 ● 費目マスタは、テーブル段階でT_家計明細にリンクさせます。共有キーは「費目コード」です。 この場合、明細行;T_家計明細の「費目」は「複数件」が発生するのに対して、マスタのT_費目マスタ」は「1件」だからその関係は「n:1」のリレーションとなります。 ● 摘要マスタは費目マスタと同じように「コード」入力により「摘要」を取得します。 ただしこの場合、2つのテーブルには共有キーがないのでリンク関係は成立しません。検索関数;DlookUp()を使用します。 リンクと関数の操作は、次章以降「入力伝票1・2」で扱います。 |
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