結婚するまで針仕事なんてしたこともなかったのに、このハマリよう。
カラフルな色と繊細な作業は、見れば見るほどため息が出ます。
キムヒョンヒ先生の学校に半年待ちの末に入学、家事そっちのけで修行中です。

        ポジャギとは

韓国語で、物を包んだり覆ったりする布の総称を指します。

韓国の昔の伝統的な家屋では、収納スペースがあまりない構造のため  衣類や布団を包む収納としての風呂敷が必要で、その風呂敷が「ポジャギ」です。また、食事の上に一時的にかけておく布などもポジャギで、その家の主婦が作成していたと言います。

生地は余り布や古着をほどいて再利用していたそうで、物を大切にし、次の世代へと受け継ぐ韓国女性の愛情がこもったものなのです。

その中でも、パッチワークは「チョガッポ」と呼ばれ、現在ではその美しさから芸術として習う人が増えています。仁村洞などの観光地で売っているものも、チョガッポが主流です。

       (作品:チョガッポ 素材:ミョンジュ、キムヒョンヒ先生のキット)

      

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ポジャギの素材は「韓服」の余り布が基本です。
正装や冬服は厚手のシルク、夏は薄手のシルクや麻素材を着用しています。

昔は各家庭で韓服を作っていたので、その余り布で ポジャギを作成していました。
しかし現在はほとんどがお店でのオーダーなので、
ポジャギを作ろうとする人はお店で端切れをもらったり、買ったりします。

以下、さまざまな韓服素材(=ポジャギ素材)をご紹介します。

 

【モシ】

麻。日本では「からむし」と
呼ばれています。

 

【オクサ】

薄地のシルク。
モシよりもさらに透明感のある
シフォンで、Aleleお気に入り。
 

【ミョンジュ@】

厚手のシルク。
左側の柄入りは染色家の先生の
新作品ですが、通常は無地の
ものを指します。

 

【ミョンジュA】

紅花染め by Alele。
アイロンをかけてしまうと
変色するのでシワシワですが、
こんなにきれいに染まりました。

 

【チンジュサ】

これはあまり見かけなくなった
織りの技法ですが、昔貴族の
男性が好んで着用したとか。

 

【トリュウタン】

「ザクロ」と「モモ」の柄、という意味。
キムヒョンヒ先生はこの素材を
使った作品で大臣賞を受賞されました。

 

【ポソクタン】

シルクピアのオリジナルデザインで、
「宝石」の意味です。
外套の素材として使用するので
少し厚めです。

 

【ウンムンタン】

光沢が鮮やかです。
ウンムンは漢字にすると「雲紋」

 

【ハンサンモシ】

韓国で昔ながらに伝わる究極のモシ。
すべすべ感と耐久性は群を抜いており、
店主も売る気がないほど希少価値があります。

 

【モランサ】

オクサ、スッコサなどど同様に透ける素材。
モラン=ボタンの花が素敵です。

 


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